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"Modesty, Fairness, and Grace" by TAKARAZUKA REVUE

真風涼帆1st Concert『unknown』

大千秋楽おめでとう!ゆりかちゃん(真風涼帆さん)の卒業後初のコンサート「真風涼帆 1st Concert "unknown"」、大阪公演のみ観劇(千秋楽は仕事のため観劇もライブ配信も叶わず)。


KAORIalive先生をはじめとするスタッフ、出演者のみなさんの多彩な才能と愛がいっぱいに詰め込まれたとってもとっても素敵なコンサートでした!ありがとう!東京・大阪の千秋楽は円盤出ますか?放送とかあります?


まず「退屈」な場面が一切ないんです。ゆりかちゃんがいない時間もすごく楽しい。展開もテーマもしっかりしていて、わかりやすくて、それぞれで世界観があって、選曲も良くて、「わぁ!」って思ってるうちに終わっちゃうくらい盛りだくさんな内容で。そしてかっこいいゆりかちゃんも、可愛いゆりかちゃんも、美しいゆりかちゃんも堪能できる幸せ。
宝塚の曲も「こうなるんだ」と、新鮮かつより魅力的に感じるアレンジが加えられていて、振付も素敵で、やっぱり男性ダンサーさんがいるのといないのとではまた違いますよね、重み?厚み?みたいなのが出てきて。(ちなみに他の出演者の皆さんがどの方もそれぞれに違った魅力や世界観があって、そして皆さんレベルがとっても高いので、本当に見応えがありました)
そしてなにより、ゆりかちゃん、出演者の方々と本当に仲が良さそうで…愉快で素敵な仲間たちと出会えて、こうして公演できて、楽しくてよかったね!って心から嬉しかったです。お前誰様?って感じですが。


…正直、精神的に辛かったり舞台に立つことへの不安もあったと思うんです。でも、真ん中に立たねばならない立場として、そういう気持ちは抑えこんで頑張ってたんじゃないかと思う。
そしていざ舞台へ上がれば、目の前には大盛り上がりしているエンジェルたち。東京ではカテコで号泣されたとのことでしたが、大阪も、初日はもちろん、公演中時折涙ぐむことがあったりして…やっぱりこの人は、(一部分の狭い)世間で好き勝手言われているような人間ではないんだよって、そんなの最初からわかってるけど、改めて感じました。
嘘は嫌いで、無駄なことも嫌いそうで、要領よく物事を進めたくて、ストイックで、そういう意味で厳しい面はあるけれどその分自分にはもっと厳しくて、でもとっても心優しくて、面倒見が良くて(長女)、ちょっと気が弱いところもあって、繊細で、しっかりしてそうでちょっと抜けてるところがあって(でもたぶん自分では「私はしっかり者」って思ってそうで)、時々小悪魔な面を出してきて…etc
…そういうゆりかちゃんが大好きです。


次回のお仕事はまだ未定。早くまた舞台で輝くお姿を拝見したいです。
そして私は、次はいつ、ゆりかちゃんに会えるんだろう(寂)。

あの人へ届け!春のプレゼントボックス

贔屓の現役時代、小さめのボックスに色々詰めて、お手紙とともに時々送ってました。中身はその時私が気に入ってるものとか、贔屓におすすめしたいものとか…ご本人が気に入っていただけたかどうか、実際に使ってくださっているかどうかはわかりませんが。


旅先で、百貨店で、展覧会ついでに寄ったミュージアムショップで…
とにかく自分が行く先々で何かをたまたま見つけて一目ぼれすると、つい「あの人にプレゼントしたい」と思ってしまうのは、愛する贔屓がいる者たちの一種の「癖」みたいなものなのでしょうか。なんなら「あの人にプレゼントできるものはないかな?」って無意識のうちに探してしまってたりして。


私の贔屓は、ご卒業されて数か月後には一年経ちます。その間で、犬を迎えた我が家は生活リズムや習慣などがすっかり変化してしまい、以前のように贔屓に盲目的に愛を捧げるほどの心の余裕がなくなりました。でも今でも大好きな気持ちは変わらずあって、色んな意味で無理はせず「浅く末永く見守り続けたい」と言う、新たなフェーズ(?)に入ったように思います。


でも先日、たまたまとっても良いものと出会い、その時すぐさま思い浮かんだのが「贔屓にプレゼントしたい!」と言う発想でした。新たなフェーズに移行しても、あの頃の「癖」はまだまだ残っているようです。自分用とプレゼント用の二つを購入して、他にも色々詰めて、久しぶりに小包を送りました。彼女のお手元に無事届いているといいな。そして気に入ってくださってたら嬉しいな。

花組公演『アルカンシェル』〜パリに架かる虹〜

小池先生にオリジナル作品を書いてもらう=一本物にせねばならないってルールでもあるんでしょうか。作品云々ではなく、やっぱりトップスター(トップ娘役も一緒に)の退団公演は、二本立てが良いよな…としみじみ。短いフィナーレだけではやっぱり寂しいです。

…と言うことで、花組公演を観てきました。


なんだか最近の投稿を見ると、私、愚痴ってばっかりで申し訳ないです。ただ、今思い返しても「うん…うーん…いやぁ…でも…これで退団なんだよなぁ…(モヤモヤ」感がどうしてもあります。
一本物だけどレビューの場面を盛り込んで、かれーちゃん(柚香光さん)もまどかちゃん(星風まどかちゃん)も歌い踊ってもらうことでショーがないのを払拭しているつもりなのかもですが、でも芝居は芝居、ショー(レビュー)はショー(レビュー)ですよ。まどかちゃんの圧倒的なプリンセスっぷりを最後に観たかったし、かれーちゃんの「これでもか!」ってくらいの多彩なショースターっぷりを見せつけられて「ヒィーッ!!」ってなりたかった(あと侑輝大弥君のたまらない色気に「これ以上はやめてくれ!いや!やめないで!」って叫びたかった心の中で)。そして勢いで言っちゃうと、この作品を一本物でやる必要あったか?


(大きな声では言えませんが、雪組さんはトップスターの退団公演があの作品…あっち編だとは言っても…びっくりするくらいの豪華なセットやお衣装と、新作なのかな?ってくらい手直しをフィナーレ含めてお願いします!!!)


作品自体は、内容としては難しくなくて普通に楽しめたけれど、あまりにも「ナチス」の押し出しが凄くて、そこはちょっと引いちゃった。引いたというか、「大丈夫?」ってなんだかハラハラした。あそこまで色濃く出す必要ってあったんだろうか?

ただ先生のアテガキってことで、退団者や次期トップコンビへの配慮は凄かったです。台詞の端々にもそのあたりが盛り込まれてましたね。私的には今作で退団のほってぃ(帆純まひろさん)がとても印象的でした。良いお役だったし、彼女自身がいつも以上にとっても素敵でした。


ちなみにフィナーレはやっぱり(やっぱり)KAORIalive先生。
いえ、先生の作り出す世界観はかっこよく、例えばダンスコンテストとかに出されてる作品などを拝見するとその世界観は幅広く、とっても多彩なのに、宝塚となると「あ〜前も観たような…」ってなる。衝撃的だった『異人たちのルネサンス』を超えないというか、あのままと言うか…。小池先生はどういうオーダーをされたのでしょうか?

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