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"Modesty, Fairness, and Grace" by TAKARAZUKA REVUE

星組公演『JAUAR BEATージャガービートー』辛口感想文

先に謝っておきますごめんなさい。今回の感想は辛口です。
噂のジャガービートが、本当によくわからなくて。サイトー先生は何がやりたかったの?歌劇の座談会を読めば理解できるのでしょうか?って言うか座談会読まないと理解できないショーって!
SNSを見た感じ「わかんないけど好き!なんか楽しい!」って方が多いのかな?
私は真顔で「先生、何がしたかったの?」って感想でした。
あのショー、なんだったんだろう…?


私が完全に見落としていたのかもしれないけど、まずストーリーが、あるようでない(わからない)し、テーマもあるようでない(わからない)。
SNSで「考えるな、感じろ!」みたいなアドバイスを見かけたんだけど、基本ショーってそういうものでは?難しいことは考えずに感じて楽しめるはずなのに、楽しいのか楽しくないのかさえわからなくて「?」ってなったから困ってる。


それから暗転がないことが一つのこだわりだったようですが、それはまぁ面白いチャレンジだなって思うけど、そのせいで一つ一つの場面が全く印象に残ってない。なんかずっとガチャガチャしてたな…って感想。同じ曲、お衣装、演出の一つの場面がひたすら50分続いてた感覚です。
ショー観たあとに何も残ってないってある意味すごいんだけど、申し訳ないくらい「あの場面素敵だったなぁ」が思い出せない。
たぶんなんだけど、抑揚みたいなものがないから?。

あったのかもしれないけど記憶にない。
ホッとする場面とか、気持ちが引き締まる場面とか、そう言うのがなかった…あったのかもしれないけど覚えてないと言うか印象に残っていないと言うか…ここまでくると、もしかしたら私の記憶力に何か問題があるのかもしれない。


あとそれで言うと、宝塚のショーにおける「見せ場」と言うか、デュエットダンスとか男役の群舞、パレードくらいは、やっぱりしっかりちゃんと魅せて欲しかった。そういう「宝塚ならでは」が全部垂れ流し状態で、いつ始まっていつ終わったのかわかんない状態だったのが残念でならない。
しかもスターの登場がわかりにくかったし。


み〜んなお衣装が派手派手で、すっぽんとかセリから登場して、大勢で動き走り回って「わー!!!」って上級生から下級生までかなりの回数銀橋に出てくる(朧げな記憶)から、こっちはパニック!で、「スターが登場しました!」を見逃してしまう。
普通は、自分が別のところをガン見してても、大きな拍手が起きてわかるじゃないですか?だけど今回は、客席のみなさん同じ状況だったのか、あろうことか、星組のトップスターが登場してるのに拍手が起きない!って事態が起きて驚愕でした。私は、拍手すべきところは拍手で盛り上げたいタイプなので、こっちゃんにものすごく申し訳ない気持ちになった。たぶん私のような初見の観客が多い貸切公演だったから、なおさらそんな状況だったのでしょう。


お決まり?の映像表現は、どんな仕上がりでも笑顔で受け止められる。好きな作品はいくつもある。特に星組『LOVE & DREAM』以降、私はサイトー先生のことを信じている。ラブドリは大好きすぎて、梅田の千秋楽後、楽屋から出て来られた先生に盛大な拍手が起きたんだけど、私も「ありがとう!」って泣きながら拍手したほど大好き。
だからこそ「一体どうした?」って気持ちが大きいです。
先生どうしちゃったの?インフルエンザだったの?

ほら、高熱が出るとちょっと思考回路が変な感じになっちゃいません?そんな感じで。


…終始否定的なことを書き綴るのは本意ではなかったのだけど、思ったことを取り急ぎ書いちゃいました。


だけど出演者のみなさんはとても素敵だった。
相当ハードだろう今作品を、こっちゃんはじめ星組生はみんな終始キラキラギラギラした笑顔で公演されてらっしゃる。今の星組さんじゃなきゃこのショーはできないと思う。


星組大劇場公演デビューのありちゃんも超いい感じ!
私、超勝手ながらありちゃんは星組に合うんじゃないかって思ってたので、彼女のダイナミックなダンスが思いっきり冴え渡ってる光景を観てワクワクしました。
あかさんは花に戻っちゃうとは言え、ありちゃんが加わって、極美君もさらに上がってきて、せおっちやぴーすけもいて…なんだろう?このギラッギラな感じ…懐かしい気がする…なんだかちえちゃん時代の星組みたいなゴージャス感みたいなのがあるのかなぁ?


おかげさまで意味はわからないショーだけど、「星組観てる!!!」って満足感だけはめっちゃあった…もしかしてこの作品は、そういう感想が正解なのかな?(たぶん違う)

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