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"Modesty, Fairness, and Grace" by TAKARAZUKA REVUE

LOOK BACK 2022

先日2022年の観劇納めをしたので今年観た作品を振り返ってみます。


生観劇した作品だけに絞って、複数回観る組の公演の合間に別の組の公演を挟む…みたいなこともあるから行った月は省略。観た作品をただただ列挙。


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月組・大劇場『今夜、ロマンス劇場で』/『FULL SWING』
お披露目らしい華やかなハッピーエンドは観てる方も心から「おめでとう!」っていう幸せな気持ちになれるのいい。笑顔になれる。
ちなみにエトワールのおだちんの「こぶし」が話題だったショーFS、それもだけど、私は同じパレードでお歌いになるちな様の「(フル)スウィぃぃぃぃぃぃぃ〜ング」の美声を推していた。


宙組・大劇場『NEVER SAY GOODBYE』
約2〜3週間の公演中止期間があったとは思えない宙組の圧倒的なパワーに胸がいっぱいになった。次回作として演目が発表された当時「ネバセイかぁ〜」ってテンション下がってた自分をグーで叩きたい。特にあのフィナーレ。


花組・梅芸『TOP HAT』
衝撃的に笑った記憶がある宙組版と比べたら物足りなさがあったのだけど、初日だったからかもしれない。
かれーちゃんはブロードウェイミュージカルらしい粋でオシャレでチャラくて優しくてエレガントな男性のお役が本当によく似合う。


花組・DC『冬霞の巴里』
前情報入れずに観たからその世界観に驚いたけど、のめり込んだ。
宝塚らしいかと言われるとちょっと違うのかもだけど、外箱はこういう作品があっても良いと思うし、最近の若手演出家の作品って素晴らしいのが多くてわくわくする。
ちなみに私は「特殊な舞台化粧のまま笑顔で踊るフィナーレの男役」が大好物なので、フィナーレはお祭り騒ぎ(心の中で)だった。


雪組・大劇場『夢介千両みやげ』/『Sensational!』
咲ちゃん「センセーショナルなショー」って言葉を気に入ってらしたのか、色んなところでおっしゃってたよね。

貸切に行ったんだけど、咲ちゃんのご挨拶がまんま夢介のようで客席から「うふふ」と笑い声が。ご本人はそんなつもりなく真面目にご挨拶されていたようで「え?何が面白いの!?」って素で不思議がってたところが咲ちゃんの魅力だと思う。


宙組東宝『NEVER SAY GOODBYE』
この頃、週末を含めて仕事が過去最大級の忙しさだったのによく乗り切れたな私。


星組・大劇場『めぐり会いは再び next generationー真夜中の依頼人ー』/『Gran Cantante!!』
あの頃観た『めぐあい』の世界観にちょっと懐かしさを感じつつ、楽しいだけで終わるかと思いきや天寿さんに泣かされたり。
星組さんって、なんかうるさくないですか?(褒めてます)ショーとか観ると、そのうるささに「星組観てる!」って実感して嬉しくなる元星ファンです。


月組・DC『ブエノスアイレスの風』
ありちゃん月組生としてのラストの作品。
ぱるくんのお髭がありがたくて拝んでしまった。ぱるくんって舞台映えするスタイルで、フォルムもかっこよくて、ノーブルさもあってとっても素敵。ついオペラで追いかけてしまう。
勝手ながらありちゃんは星組宙組の方が合うんじゃないだろうか?と密かに思っていたので、組替えして魅力が大爆発するであろうこれからが楽しみで仕方ない。


宙組・東京ガーデンシアター『FLY WITH ME』
「野口先生、そうじゃないよ…」ってならなかったのは、演出にLDHさんが加わってくださってたおかげだと思ってる。
それにしてもバルコニーはいくら最前センブロでもSS席じゃないと思う!初めて宙組でSS当たった!って喜んでたのに遠すぎて涙出た!


花組・大劇場『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』/『Fashionable Empire
ショーでハケる時のかれーちゃん、「早く行かなきゃ次の場面で出遅れちゃうよ!」って背中押してあげたくなるくらいゆ〜っくりキザりながらハケるの斬新すぎて素晴らしかった。早替り室のお衣装さんがヤキモキしてそう。


雪組・梅芸『ODYSSEY ーThe Age of Discoveryー』
海賊姿の咲ちゃんはかっこいいに決まってるし似合うことはわかってるので航海テーマなのは別にいいんだけど、大航海の末、最後に行き着くところが「宝塚」ってのはちょっと無理がないですか。武庫川を上がってくるの?
あと女装の男役さんばかり起用されたのは残念だった。それ、男役じゃなく希和ちゃんがやれば良いじゃん!!って思うことが多々あって悲しくなった。


月組・大劇場『グレート・ギャツビー
一緒に観劇した会社の後輩は、デイジーと再会する時のお衣装がピンクのスーツだったのが「なぜその色?」とツボだったらしい。…変だったかなぁ?私はあのピンクのスーツ「素敵!」って思ったんだけどなぁ。れいこちゃんとても似合ってたし。
SNSで「ギャツビーさん家の祭壇」なるパワーワードを見つけて笑いが止まらなかった。祭壇=大好きな人(ギャツビーさんだとデイジーのこと)のお写真とか色々いっぱい飾ってるキャビネットのこと。あなたのお宅にもありますよね、祭壇。うちにもあるよ。今年の年末こそは整理整頓せねば!


宙組・大劇場『HiGH&LOW -THE PREQUIEL-』/『Capricciosa!! -心のままに-』
「ん?」ってなる台詞とか歌詞とか気になる箇所は多々あれど、それさえも「ハイローだから」で納得させられ気がつけば原作のサントラ毎日聴きながら出勤するほどになってしまってた恐ろしきハイローの世界。
ぶっきらぼうだけど優しさが滲み出ちゃうコブラちゃんにキュンキュンしっぱなし。
原作のコブラさんの写真集にまで手を出そうとした時は、私の中のカナちゃん(?)が「冷静に」って囁いてくれた(?)。
そしてある日のカプリチョーザで私はましろっちに恋に落ちました。


宙組・大劇場『HiGH&LOW -THE PREQUIEL-』新人公演

本役さんの凄さを実感しつつ、今回は作品が作品だからか、本役さんにはない「若さ」がいい感じにマッチしていたなぁって印象。
おぼこくて、ピュアで、小慣れてない感じが違ったときめきを感じさせてた。
あと本公演で恋に落とされたましろっち演じるリン様のあの完成度の高さは素晴らしいの一言だったしもう一度見たすぎて東京の新公も配信で見ちゃった。


雪組・大劇場『蒼穹の昴
トップスターに見守られながら幸せそうな笑顔でご卒業するトップ娘役さん、って光景も良いものだなぁと思った。咲ちゃんに真っ直ぐにしっかりと見送られた希和ちゃんが、これからの人生ももっともっと幸せになってあの愛らしい垂れ目が笑顔でさらに垂れますように!
それにしても、その希和ちゃんのお役、もうちょっとどうにかならなかったの?
豪華で素敵な作品だっただけに、そこだけが残念すぎた。


宙組東宝『HiGH&LOW -THE PREQUIEL-』/『Capricciosa!! -心のままに-』
カプリチョーザのローマの場面はどう見てもサヨナラ演出で大劇場公演の時びっくりしたけど、きっと「ゆりかのショーを僕が手がけるのはこれが最後」と悟った大介先生が自分のためにあてた演出だと、自分を納得させて観てたんだけどな…。


花組・バウ『殉情』主演:一之瀬航季
バウ主演おめでとう!の、はなこちゃん。
お人柄が滲み出てるようなあたたかく大きく包み込むような優しい雰囲気と、見た目の…なんだろう?リアル男子感?お兄ちゃんみたいな感じ?は、他のタカラジェンヌさんにはない魅力だと思う。
「好き」が漏れ出ちゃってる美羽愛ちゃんの春琴も、いじらしくて可愛くてよかった。


星組・大劇場『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』新人公演

本公演観る前に新公行けることになってしまった。
以前は一番観てた組なのに、いよいよ星の下級生ちゃんは誰が誰だか全然わからなくなってきた。エンターテイナーが初舞台の天飛くんが長の期だもんね、そりゃそーなるよね。星組下級生も完成度高くて驚く。そして天飛君の最後の新公主演が観られて嬉しかった。


星組・大劇場『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』/『JAGUAR BEAT -ジャガービート-』
こっちゃんがあまりにも可哀想すぎてなこちゃんやありちゃんのことが嫌いになりそうだった。でも…それにしても…こっちゃんってああいうお役が似合うよな…中の人あんななのに…とも思った。
結局二回観られて二回目は楽しく観劇したんだけどやっぱり意味はわからなかった。あちこちのブログで有識者の方々の考察を読んでもよくわからなかった。


月組・DC『ELPIDIO(エルピディイオ)』
舞台背景はスペインの壮絶な時代なんだけど、そこも踏まえつつ、軽妙でハッピーにまとまった楽しい作品だった。あとフィナーレの男役群舞が最高だった。
月組さんはやっぱりお芝居が素晴らしい。そしてちな様&まゆぽんと言う超絶スタイルのイケ渋エレガント男役二人がおもしろいことしてるの最高。まゆぽんと並ぶとちな様が小さく見えるの、二人とも愛しかった(?)。


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今年はいつも以上に外箱公演(チケット)に恵まれた年だったかも。
本当は、宙組『カルトワイン』と雪組『心中・恋の大和路』も観劇の予定だったんだけど、公演中止になってしまった。


「一回一回の幕が上がるのは当たり前のことではなく、とてもありがたいこと」


…それはそうなんだけど、この数年間で何度もそれを痛感させられて「もう充分だよ!」って感じ。いい加減「当たり前に幕が上がる」日々に戻ってほしい。


来年前半は、真風さん中心の生活になる。
一回一回を全力で堪能するために、日々の生活を見直し改め整えて、気力体力万全な状態で最後の日までファンとして駆け抜けたいと思います。

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