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"Modesty, Fairness, and Grace" by TAKARAZUKA REVUE

宙組東京公演『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』

久しぶりの投稿です。
宙組さんの宝塚大劇場公演、終盤は心も身体も忙しい状態で怒涛のように過ぎていき、千秋楽のことをふり返っていないのに、気付いたら東京公演が始まっちゃいました。


無事に、幸せに大劇場公演の千秋楽を終えたことで「ファンとしてやりきった」感で満足しちゃったのか、翌日から、抜け殻状態になってました。なんとなく、宝塚に対してのテンションも上がらず、毎日必ず見ていたスカステさえ全く見ないで数週間経過…みたいな感じでした。
これが「燃え尽き症候群」と言うやつなのでしょうか?(でもタカニュは毎日自動録画されちゃってるし、退団関係の番組も放送始まるので、そろそろ容量空けるために見なければ…)


燃え尽きて復活してない感じのまま…ゴールデンウィーク最後の週末、東京公演の初日(と翌日の公演)を観に行ってきました。


宝塚の傷(傷ではないが)は宝塚で治せ。
贔屓が大劇場を卒業した悲しみ寂しさは、贔屓と宙組生が癒してくれる。

初日を観て「ええ!?私の贔屓ってこんなに素敵なの!?」ってよくわからない変な驚きで感動したりして、テンションは一気に元通り。単純。


ところで、大劇場→東宝で演出が変更されることが多々ありますが
「お芝居短くなってフィナーレ延びてたりしてないかな?」
…なんて淡い期待は見事に外れました(そりゃそうか)。でも、細かな変更点で、さらにわかりやすく楽しくなってました。
以下、気付いた(今思い出せる)変更点。


◆ミシェルが一幕から頼りなさを感じさせるように
特に学生運動、警察から逃げる場面、まだあんな女子大生と付き合ってるの?と聞くアナベルに言う「まだキスしかしてないよ」がションボリ言うようになって、ちょっと情けない人物像が最初からわかりやすくなりました。


◆ジャンの登場
ル・シッフルさんのお部屋で、ジャンが登場するところ。より高度なテクニックを披露させるように。最後の決めポーズも変更。


バカラ対決を見に来たデルフィーヌ
センター奥から登場、ボンドさんとアイコンタクト取る描写をしっかり見せるようになりました(大劇場公演中、あの場面にデルフィーヌちゃんが来ていたことをしばらくの間気付いていなかった私)


◆最後のバカラ対決の振付が変更
頑張って全体を観てみると、二人の攻防も勝負も、ものすごくわかりやすく感じられるようになってました。大劇場の時よりハラハラワクワクした。


◆避難通路の並び順
ボンド→捕まったデルフィーヌ→ル・シッフル
から
ボンド→ル・シッフル→捕まったデルフィーヌ
に、並び順が変更。初日、気付いたらボンドさんのすぐそばにル・シッフルさんがいてビックリしたんだけど、翌日確認したら「ティアラはどこだ!」の台詞の時に入れ替わってました。
ボンドさん、あんな目の前で怒ってるル・シッフルさんガン無視なの面白い。


◆訓練施設のアナベル
ゲオルギーに「何の先生?」と聞かれる激しめファッションのアナベルが巧みに鞭を使ってジャンを拘束、からの解放する一連のシーンで、周りの隊員も「おおおおお!」と皆驚きの声を上げながら注目するように。以前は隊員たちはそれぞれ訓練してたから、この面白いくだりが流されがちだったんだけど、面白いワンシーンとしてちゃんと見せる演出になった。


◆地下の牢獄でのスパイたち
CIA特製ペンライトを見て驚くルネとヴェスパー。ヴェスパー「初めてみたわ!(うろ覚え」みたいな台詞が追加されました。これでフェリックスの「ずっと前からあるけど?」がより面白く感じられるように。


イリヤの「畜生!」
ボンド&デルフィーヌに逃げられ悔しがるイリヤ、座り込み地面を叩くようになりました。悔しい感も増したし、何よりこってぃの顔を見れる時間が伸びたのが良い。


以上、かな?
なんとなく、他にもあったような気がするのだけど…思い出せない。大きく変わった点はこれくらいでしょうか?

次回行ったら答え合わせします!

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