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"Modesty, Fairness, and Grace" by TAKARAZUKA REVUE

映画『BLUE GIANT』を観ました

夫が最近、やたら熱心に漫画を読んでるな?と思ったらこれでした。土曜日の夜、急に「君、明日は宝塚やろ?」と聞いてきて、「?」と思ったら、どうやら一人で観に行こうと思っていたらしい。観劇予定ではない、私も行くと答えると私のチケットも一緒に取ってくれた。ちなみに、次の日曜日は月組さんを観に行くかもしれないから、来週にしたら?と言ったんだけど、先日公開したばかりの作品を、一日も早く観に行きたかったようです。


夫から聞いた「ジャズの漫画」と言う超雑な説明以外は何も知らずに観に行きました。テーブルに置きっぱなしにされた単行本の表紙を見て、てっきり浦沢直樹先生の作品なのかと思っていたら、違ってました。ジャズについては宝塚歌劇でちょくちょく起用されますが、ほぼ、その程度の認識しかありません。


そんな私が観に行っても、ものすごく!楽しかった!良かった!です。原作本のこともジャズのことも全然でも、とてもわかりやすいストーリー(あまりにもわかりやすすぎるストーリーなのだけど、だからこそ頭を使うことなく、音楽を純粋に楽しめたのかもしれない)、そしていやでも気持ちが高揚してしまう素敵な楽曲の数々。魂を揺さぶられるってこういうことなのかな?って思った。主人公たち3人のラストのライブは、聞いていて涙が止まらなくなりました。
素晴らしい音楽や舞台を体感してワクワクする感覚って、心地よいですよね。私、ライブシーンのたびに盛大に拍手したい衝動に駆られるので(宝塚ファンの性)本当に危ないところでした。


あと、3人の「暮らし」とか「お金」がリアルに描かれているのも良いなぁって思いました。学生ではない(んだよね?)2人は、短時間でいっぱい稼げる肉体労働のアルバイトをしているし、4歳からピアノをやっていて、一見おぼっちゃまな人はボロアパートに暮らしているし、素晴らしいパフォーマンスで3人が初めてもらったギャラは3万円で、嬉しそうに一人一万円ずつ分けるシーンは、音楽に無縁の私にもすごく実感が持てて「わぁ!何に使おう!」ってウキウキ考えてた(私は登場人物ではない)。


…だけどね、一個だけね、ちょっと気になったことも。
拍手したいほどテンションの上がったライブシーンではあるのですが、あそこのCGが、とても変だと思いました。特にドラム、うおおおおお!と気持ちが高まる音楽に合わせて「え?」ってなるヌルヌルした動き。なんか身体の描写も別人のような体型で変だった気がする。躍動感ゼロ。あれ、なんとかならなかったのかなぁ?


とは言え。前回映画館で観たのは『THE FIRST SLAM DUNK』で、立て続けにアニメ作品を観たのですが、どちらもとても良かったなぁ…(謎CG以外)臨場感があって、かっこよくて、涙あり笑いありで映画館で観る価値があった。ちなみにスラムダンクはもう一回観たいと思っていて、夫もまんざらでもない様子。

 

※音楽の素晴らしさを楽しんだ感あるのだけど、ネットで調べてみると人気漫画らしく、コミックなのに音楽が聴こえてくる!と絶賛されてる…時間ができたらコミックも読んでみようかな?

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