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"Modesty, Fairness, and Grace" by TAKARAZUKA REVUE

贔屓の応援スタイル

※随分前に一部の界隈で話題(?)になった古い話なので、今更感もあり投稿しようか迷ったけれど…せっかく書きなぐったので投稿しちゃいます。

 

「贔屓の退団公演にこれだけ使った」と、明細と金額を公表している人を某SNS?ブログ?で見かけて「うわぁ…」ってなった。その方は、今後贔屓の退団を経験するかもしれない宝塚ファンのため「これくらい貯めておいた方がいいですよ」と良かれと思って発信されたのでしょうが、私は、正直ドン引きした。

 

宝塚歌劇を愛することに「いくら使った」は野暮ですよ。計算するのも、その金額を人に話すのも野暮。野暮だし、ちょっと下品じゃない?

 

同じ贔屓を愛する人たちだけ見ても、それぞれにそれぞれの事情や都合があって、その中で皆さんできる範囲で応援して宝塚を楽しんでる。そもそもあの夢の世界は「お金」じゃない。そして好きな気持ちはお金とか、回数とか、年数で測れるものではない。好きな気持ちは皆同じ。

だから、そんな記事を見て「やっぱりお金がかかるんだ」なんて勘違いして敬遠されたら悲しいし(なんか「お金がかかる趣味」って思われがちじゃないですか?)、「それくらいかけるべきなんだ!」なんて勘違いして限界以上に無理して後で後悔しちゃう人たちが現れたら…と思うと悲しい。「その人はその人」なんです。

 

応援スタイルによっては「いくら使ったかなんかわかんないし恐ろしくて計算したくない」って人がいるのも、贔屓の退団ともなれば人生を大きく変える行動をとる人が出てくることも現実にありますが、上(上?下?)を見ればきりがない。

そんな人も、そうではない人も、それぞれなりに応援して、卒業を無事に見送ったあと「幸せだったな」って心から満足できたらそれで良いではないか。

 

そりゃ「あの方の、宝塚の舞台で輝く男役の姿はもう見れなくなるんだ」と思ったら、いつも以上にたくさん観なければ!となるのも人情。退団公演は「ちょっとだけ無理して頑張る」のも振り返れば良い思い出になるでしょう。でも人は人。私は私。くれぐれも身体を壊しちゃったり家族や同僚など大切な人に迷惑をかけたりはしないように、それぞれの範疇やスタイルで、充実した、後悔のないファンライフを!

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